私のサポートは、きっと他者とは違うと思います。その理由もここにあります。
先に言っておきますと、あまり面白い文章ではありません。岡田が岡田自身に叩きつける宣誓のような内容です。誰か一人に届けば、という思いで文章にしました。
岡田憲人のマニュフェスト
私が勉強を続けられるのは、自分のためというよりも、誰かのために学んでいるという感覚を持っているからだ。今の仕事では飼い主、そしてペットのために自分の知識が役立っている。そう実感できている。獣医師とは互いに得意分野こそ違うが、だからこそリスペクトし合って付き合える。私の学びは薬学をベースとしているが、管理薬剤師として見てきた景色、上司や部下、医師やメーカーとの交流から、業界全体を俯瞰できるようになった。そこに会社を興し、経営者としての視点も加わった。人を誘導するマーケティングも学んだ。学ぶためにずいぶんとお金も使ってきた。それは無料で得られるネット情報とは比べ物にならない濃密なものだった。はっきりと言える。無料情報で成功するには、余程の変わったメンターに出会うしかない。人のために動く利他的なメンター。私は、そうした存在を目指している。
人がペットに惹かれる真の理由
私は利他的な考えが強い。以前からその傾向はあったが、この仕事に就き、ペットの心まで知るようになってからその傾向はさらに強まった。動物は群れ行動を取ることが多く、所属するグループやメンバーを助けることが自分の幸せに繋がる。人間の持つ利己的な思想は、大脳の発達によってもたらされたものだ。他の動物にはあまり見られない、プライバシーやセキュリティを過度に気にするようになり、自分が得をするために誰かを犠牲にしても良いという考えも生まれた。現代の人間社会においてはそれが「正」とされ、そうした者たちが目立ち、成功していく。だが、私はペットの本能的な利他に感化されてしまった。生命の本質は利他であると信じている。たとえ現代において不利だと分かっていても、私はそれを美しいと感じる。人がペットを飼う理由は、それが利他だとは気づかなくても、何か心から惹かれるものがあるからだ。私はそう思う。
この世界の仕組みから抜け出す方法
私は嘘を嫌い、人を騙すことを良しとしない。だからこそ人に何かを伝え、教えるとき、不確かな情報であれば「必ずではない」「断定はできない」「あくまで推測だ」と必ず付け加える。強引に誘導すれば己の利益になるかもしれないが、そのようなことはしたくない。私は常に広い視野で物を見るよう努めている。診察室でのやり取りの背景にある動物病院の経営状態や、業界の景気動向を注視している。テレビからネット、そしてAIと進んできたが、いまだに我々には「正しい情報」が降りてこない。知恵を絞って自ら掴みにいかなければ、業界や社会のタブーに近づくことすら叶わないのだ。
情報が無料である理由
なぜテレビやネット、AIという情報インフラが、タダみたいな金額で利用できるのだろうか。国民が世界の理を知れるようにするためか。それとも情報を制限することで、井の中の蛙にするためか。野鳥のヒナは、巣の中で鳴き、餌を催促する。口を開けていれば欲しいものが手に入る。そのままでいてくれれば、管理する側にとっては都合が良い。しかしヒナたちは成長し、親が運んでくる食事ではまったく足りなくなる時が来る。やがて巣立ち、自分で餌を探さねばならない。だが、もし親が十分な餌を運び続けてくれたらどうだろうか。いつまでも自立できず、情報に依存し続ける人間社会の構図がそこにある。管理側からすれば、これほど都合の良いことはない。
情報依存から自立することの難しさ
情報からの自立は、極めて難しい。昭和時代までならまだしも、私たちの思考力はかなり低下している。考えなくても情報だけで生きていける社会になったためだ。以前に比べてはるかに安全な時代になったが、同時に不満もはるかに多くなった。思考力の低下が自己解決という手段を奪い、一見すると双方向に見える情報も、本質的には与えられるだけの一方通行である。ロボットが不調なら修理に出されるように、肉体にイレギュラーが発生したら病院に行くのが当たり前になった。だが、自己解決としてのセルフケアは頭を使う。自ら見て観察し、考察して修正案を出す。そして再実行に至るPACDサイクルのような流れは、与えられることを当然としてきた私たちには、あまりに難しい。
現代における自立の形
その上で、私はセルフケアを推奨する。難しいのは承知しているが、不可能ではない。先述したPACDは一つの正解の形だ。OODAや守破離など、先人たちは自立と人生を成功させるための道を、すでにいくつも示している。映画『マトリックス』でもいい。多くの市民はAIが作った仮想世界の中で、自分は自由だと信じながら管理されている。幻想が解かれた者は、ザイオンで本当の自由を知る。どちらが楽かといえば、それは管理社会だろう。だが、私の生きる場所はザイオンだ。『千と千尋の神隠し』でもいい、そのほうが現実的だ。廃墟となったテーマパークから湯屋に飛ばされ、そこで様々な試練を乗り越え、千尋は成長していく。元の世界に戻り、今まで通りの生活を送る。しかし千尋は、湯屋での経験を通して自立した大人になっている。変わらない世界の中で、しっかりと自分の足で立てるようになったのだ。
岡田の信念と徳
飼い主コミュニティを通じて、私は様々な知識を提供する。私の中にある正解(信念)に従っている。私の心には天国が存在している。そこでは自分の得よりも「徳」、つまり人助けが評価される。己の信念に従い、やるべきことをやっているのだから、私はそれで良いのかもしれない。だが、やはりそれではダメだ。できるならば、関わった相手には「千尋」になってほしい。ヒナのままではなく、本当の意味での自立、情報依存からの脱却を目指してほしい。頭をフル回転させ、自分の手で健康を掴んでほしい。これまでに情報提供をしてきて、その先に二つの道があることを私は知っている。また次の情報を求めて同じ道に戻る人と、私からの情報を試練と捉え、成長の糧にしてくれる人。優しい言葉は依存を生む。人は優しい言葉を好む。医療にあふれる優しい言葉は医療依存を生み出した。だれもが先の未来よりも、今日や明日の安寧を考えたくなるものだ。だが私はこの仕事を本気で愛している。ならばもっと踏み込んで、「大切なものを守るなら、優しいだけは違う」と伝えるべきだ。いま嫌われることを恐れるのか、信念や徳を優先するのか。
自分への宣言
正しいセルフケアは、行き当たりばったりではいけない。現世における人生は有限で、時間は限られ、すべてに期限がある。迷路を早く抜けるためには、少なくともゴールの位置くらいは把握する必要がある。すべての行き止まりを試すことを悪いとは決めつけないが、それで良いのかどうかは、各々で決めてほしい。もしいま迷路の中にいて、ゴールどころか現在地すら分からないのであれば、私はアドバイスをする。完璧とは言えないが、だいたいの地図は渡すつもりだ。より良い地図を作成するために、一人でも多くのペットを幸せにするために、私はこれからも勉強を、探究をやめない。悔いのない人生にするために。