健康を掴むために、飼い主に必要なことは次のことです。

  • 観察力、行動力、判断力、洞察力、推察力
  • 獣医師への質問力
  • 正しい情報を選別する力
  • ペースとなる基礎知識
  • 判断の礎となる信念、軸
  • バランス感覚、許容力

一般的な飼い主は次のような勘違いをしており、健康づくりに失敗しがちです。

  • 動物病院は誤診しない
  • 動物病院で出される薬は安全
  • 犬猫は副作用が出にくい
  • 獣医師には裏表がない
  • 飼い主に上手い、下手の差などない
  • 犬猫は食事に満足している
  • 肝臓病で吐く
  • がんの原因は発がん物質
  • 脂質を減らすほど病気が治る
  • 塩を減らすほど病気が治る
  • 人と犬猫の身体の仕組みはまったく違う
  • 点滴は魔法の水
  • 感染症を治すのは抗生剤
  • 清潔な環境で健康長寿になる
  • 薬は必ず効く
  • 素人だからわからなくて当然
  • 療法食は長生き食
  • 残飯を与えている子は短命
  • 昔の犬猫が短命だったのは残飯のせい
  • 日本の犬は増加している
  • 日本の猫は増加している
  • 動物病院の経営は安泰
  • 医療費は10年間変わっていない
  • 血液検査でたいていのことがわかる
  • どの獣医師も腕が良い
  • 親身な獣医師は良い獣医師
  • 口コミで良い動物病院がわかる
  • ネット情報を見るほど賢くなれる
  • エビデンスがあれば安心
  • アニマルコミュニケーターは全員超能力者
  • 抗がん剤はがんの治療薬
  • 手術すれば再発しない
  • シャンプーするほど皮膚炎が治る
  • 複数の薬を併せてもリスクは変わらない
  • 高齢でも薬の量は同じで良い
  • ストレスと治療は無関係
  • 腸と脳は無関係
  • 不安だと言えば言うほど病気が治る
  • ごはんに薬を混ぜ込んでも信頼関係は崩れない
  • 空腹感は可愛そうなだけ
  • 食事回数を増やすと身体は楽になる
  • 満足させるほど幸せが増える
  • 照明とストレスは無関係
  • 犬猫が見る夢を考える必要はない
  • 高いフードは病気が少ない
  • 裁判を抱えている動物病院などない
  • 犬猫の飼い主がネット記事を書いている
  • 獣医師の飼う犬猫は健康長寿
  • 身体のメカニズムはほぼ解明されている
  • 不健康な犬猫は不幸
  • 一食で栄養バランスを整えるべき
  • 長寿の子は栄養バランスが完璧
  • タンパクを減らすと筋肉量が減る
  • 肉を食べるほど健康になる
  • 犬は狼の食事にするのが理想
  • チョコやネギを食べた子はみな倒れている
  • ニンニクは毒
  • スマホが普及して病気が減った
  • 病気が減ると動物病院は喜ぶ
  • 便は硬いほど良い
  • 水を多く飲んだら糖尿病
  • 咳をしたら肺の病気
  • 吐いたら病気
  • 下痢をしたら病気
  • 下血とストレスは無関係
  • ネット情報には良心が溢れている
  • テレビは間違いが少ない
  • 雑誌はかなり正しい
  • YouTubeに出てくる獣医師はレベルが高い
  • CT検査でたいていの病気がわかる
  • MRは最高峰の検査
  • エコー検査ではたいしたことはわからない
  • 獣医師のうつ病率は低い
  • 獣医師は動物への愛が深い
  • 外飼いの犬は可哀想
  • 悪い獣医師はごく一部
  • 治らないときは薬を増やせば良い
  • 獣医師は夜や日曜日に勉強している
  • 偏差値40台の獣医師がいるわけがない
  • 獣医師は忙しいから説明不十分でも仕方ない
  • 動物病院の治療にはすべてエビデンスがある
  • 獣医師はダブルスタンダードではない
  • 獣医師は最後まで諦めずに治療してくれる
  • 獣医師は人格者である
  • 動物病院によって診断名が変わることなどない
  • セルフケアで病気を治せるわけがない
  • 病気になってから慌てて勉強すれば良い
  • 病気になるのは犬猫が悪い
  • 病気が治らないのは犬猫が悪い
  • いまだけ考えていれば将来も幸せになれる
  • 完全手作り食の子は寿命が長い
  • 手作りの本の著者は理解が広く深い
  • たくさん食べると健康になる
  • 無駄な薬などあるはずがない
  • 獣医師は薬の副作用を完全に理解している

 

飼い主コミュは、ペットの健康をつかみ、みなさんに幸せになってもらうことを目的に、メディネクスの岡田が発信しています。

私の知る限り、健康や幸せは、他人に任せっぱなしだとなかなかうまく行きません。そうした例をたくさん見てきました。
動物病院は、検査、治療、投薬などでご愛犬ご愛猫にいろいろな医療を施しますが、病気が治らなくても、もっと言えば副作用が出たとしても責任は取ってくれません。
責任を取るのはその病院を選んだ飼い主です。
その治療が良いのか悪いのかを飼い主がしっかり判断しなくてはなりません。
病院を変えるにしても、新しい獣医師の良し悪しを見極めるのは飼い主です。
ですので、どうしても飼い主自身にある程度の知識を身につけもらう必要があるのです。

とは言いましたが、すべてを学ぶ必要はありません。
木の幹となるような大切な知識と、多少の枝葉の知識があり、それを知恵にできれば良いです。

なぜかと言いますと、例えばどんなに知識豊富な大学教授たち、医療に長けた医師たち、食事にうるさい栄養士たち、そして薬のスペシャリストである私のような薬剤師たち、長生きしないとおかしいですよね?でも実際のところ、そうした職種は別に長寿職ではありません。

ひとつのことを突き詰めても、どんなに枝葉の知識を詰め込んでも、それで健康や幸せが手に入るかと言えば、答えはノーなのです。

それであっても学びは必要です。何か叶えたい目的があるとき、治したい病気があるとき、足りない知識は絶対に学んだほうが良いです。

いまはネットで学ぶことが多いと思いますが、正直ネットには無駄な知識がごろごろと転がっています。
限られた時間で効率よく学ぶために、まず本質の部分をしっかりと身に着けてしまいましょう。
そうすればネット情報の取捨選択も容易になってくるでしょう。

学びは基本的には辛いかもしれません。でもそれは単調にただ知識を詰め込むような学びの場合です。本質を学ぶことに限って言えば、けっこう楽しいものです!

本質を身についけていくと、それまでの雑然とした知識が、一本の光に収束していくような感覚を体験するでしょう。私もたびたび経験してきました。

みなさまが本質を学ぼうとするとき、飼い主コミュがお役立ちすれば幸いです。そしてご愛犬ご愛猫がますます元気になってくれたらこんなにうれしいことはありません!

 

ペット健康相談をどうぞご活用ください

LINEのメディネクス飼い主コミュでは、ペットの健康相談に乗っています。いろいろな健康情報をお届けしていますが、私の至らなさで説明不足のところも多々あります。とくに食事の工夫など、細かいテクニックやアイデアの部分は、本当はご愛犬ご愛猫の好みなどを聞きながらでないと、変なアドバイスになってしまいます。ですのでペット健康相談をぜひ活用してください。私の学びにもなっているので気軽に使って頂いて大丈夫です!

 

ヒポクラテスの言う「医療の本質」

ヒポクラテスは紀元前400年ごろの人物で、医学の父と呼ばれています。彼の残した言葉の多くが本質的で的を得ており、現代においても医学を学ぶ者であれば誰もが知っています。病気は神さまの与えた罰ではなく、環境や食事、生活習慣によるものであると信じていました。

 

病気は、人間が自らの力をもって自然に治すものであり、医者はこれを手助けするものである

私たちの体は絶妙なバランスで健康を保っています。これは体の恒常性(ホメオタシス)とよばれていて、私たちのよく知る自然治癒力や免疫力などもこの中に含まれます。実はほとんどの病気は、その恒常性の乱れが本当の原因になっています。

恒常性を正すことは薬にはできません。薬はただの対処療法だとよく言われるのはそのためです。2000年以上も前に気づいたヒポクラテスはすごいですが、逆に言えば私たちは情報によって気づけなくされているのかもしれません。

 

心に起きることは全て身体に影響し、身体に起きることもまた心に影響する

心は体に影響を与えます。たとえば不安な心は体に緊張状態をもたらします。呼吸が浅く多くなり、心拍数が増え、血圧は上昇します。不安が長く続けば高血圧症と診断される可能性が高くなってきます。また不安によって免疫力が低下して発がん率が上昇しますし、不安が自己治癒力を低下させて肝臓障害が進行しやすくなります。

こうしたことからわかるように、心に起きることが身体に影響するのは真実です。治療中は肉体的なことばかり考えがちですが、精神的なケアも重要です。

 

薬も過ぎれば毒となる

まさにその通りで、「用法用量をお守りください」とあるのは過量で毒になるためです。たとえ低用量でも長期間の連用で毒になりやすいものもあります。他の子が大丈夫でも、その子には多過ぎるということもあります。獣医師が大丈夫だと言っても頭ごなしに信じず、どんなときでも薬は注意して使いましょう。

 

病気は食事療法と運動によって治療できる

例外はありますが、多くの病気に言えることです。高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、心臓病、肝臓病、がんといった病気は、生活習慣病、もしくは生活習慣の影響を大きく受ける病気です。もっと言えば後天性の病気の大部分が生活習慣が引き金になったり、悪化の原因になっています。

 

すべての病気は腸から始まる

言い過ぎな気もしますが、学びを深めていくと腸が原点だという考え方はあながちハズレではないとわかってきます。腸内の細菌によって食事が発酵、腐敗し、有毒なアンモニアやインドールが作られますが、大量になれば病気の発症に関わります。ペットにはアルコールは厳禁だと習いますが、腸内では毎日微量のアルコールが作られていると私は考えています。

 

食べ物で治せない病気は、医者でも治せない

ほぼその通りだと言えますし、私がよく食事にまで言及してアドバイスするのはこうした理由からです。動物病院で治らなかった病気が食事で治ってしまったという話は、私にとって珍しいことではありません。中には食品として入手しづらいもの、貴重なものがありますが、そうしたものは健康食品で上手く取り入れていけば良いでしょう。なおおかしな食事法も普通に出回り、結果が出ないまま続けている方々がいます。大事なことは結果の出ている方法を選ぶことです。

 

病気の本質

病気の原因を見つけようとするとき、多くの人は本当の原因にたどり着きません。どういうことかを説明してみます。

  • 感染症はウイルスや細菌が原因
  • がんはがん細胞が原因、発がん物質が原因
  • 食中毒は不衛生な食事が原因

一見すると上記はすべて正しいように思えます。しかし本質的な原因は違います。実は3つとも免疫の働きが悪いことが本質的な原因です。

インフルエンザが大流行して街はウイルスだらけなのにに、まったく感染しない人がいますよね。なぜならば免疫が良い人は感染しにくいからです。

発がん物質と呼ばれる農薬、塗料、タバコの煙、そうしたもので発がんする人もいれば発がんしない人もいますよね。また体内では毎日数千個のがん細胞が生まれると言われていますが、みんなが発がんするわけではありません。これも免疫の差です。

あるお店で食中毒が出て大勢の人が体調を崩しているとき、同じ日に同じものを食べてもケロッとしている人がいます。これも免疫の差です。

もう少し例を出しますと、肝臓病や胆泥症の本質的な原因も免疫低下です。肝炎ウイルスが暴れ出したり、細菌による胆管感染症が原因とも言えますが(この着眼点に行き着くだけでも素晴らしい!)、その上流には免疫低下という大きな原因があるのです。

よく「薬は一時しのぎの対処療法に過ぎない」と言われますが、まさにその通りですし、結果を見てもたいていその通りです。だから一生飲み続けるように言われるわけです。

症状が出なくなればよい、数値が下がればよいならば、薬や治療だけで良いでしょう。しかしながら私の感覚で言えば、治療も薬もあくまで補助的なものです。それらで得られる健康は、本当の健康だとは思っておりません。

身体の強さを底上げする、弱い部分を改善させるといった考え方が本質的ですし、正攻法だと信じています。

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