うちの子、なぜ病気になるんだろう?

はじめに

「ちゃんとやっているのに、なぜ?」そう感じているとしたら、ただの悩みにしておくのはもったいない!ピンチはチャンス、ここの前半を読むだけでも、もやもやがスッキリするかもしれません。原因の見方が変わるだけで、答えに近づきますよ^^

まず、こんな「あるある」に心当たりはありませんか?

  • 良いフードに変えたのに、体調が改善しない
  • 通院しているのに、ぐるぐると同じ薬を続けている
  • サプリを足しても足しても、すっきりしない
  • 検査のたびに一喜一憂して、疲れてきた

これ、ぜんぶ「原因の見方」が変わると整理されます。整理してみましょう!

現代のペットが病気になる原因は、突き詰めると3つです。

01
食事習慣による身体の歪み
02
本能とのズレが生むストレス
03
薬の副作用(医原病)

2010年以降、ペットの死因の1位はがん。一度も変わっていません。がんもそうですが、現在の病気はほとんどが後天的、つまり「生まれた後の環境が左右する病気」です。

【薬剤師・岡田より】
私は薬剤師なので知っていますが、薬の中には発がんしやすい薬や、がんの子に使うと危ない薬がいくつもあるんですよ!これが「03 医原病」の話につながります。

正直なところ、そんなに勉強しなくてもいけます。この記事も、後半の難しいところは飛ばしてもらっても大丈夫。要点を掴むだけってことです。今のやり方を少し見直すだけで、流れが変わることがあるんです。

気になるカテゴリーから、まず読んでみてください。専門知識は不要です。読むだけで「あ、そういうことか」が増えていきます^^


── ここからは、深く知りたい方へ ──

よく見かける「常識」の中に、実は根拠の薄いものがいくつもあります。一緒に整理していきましょう。

「昔の犬は食事が悪くて短命だった」は違います。

以前の死因はフィラリアと事故が主体でした。栄養失調で動けない子なんて見たことがありません。うちの犬もそうでしたが、昼も夜も、台風でも雪でも猛暑でも、ずっと庭にいました。首輪を外して壁を乗り越えて脱走するほどタフでした。少なくとも昭和時代の犬の短命を、食事原因説で語るのは違います。そうした科学的に矛盾するような誘導には乗らないようにしましょう。

「塩抜き・油抜きは健康に良い」も、少し待ってください。

塩は生命に不可欠なミネラルです。実は塩は、健康な動物の血液に大量に存在しています。塩が不足すれば体調が崩れる。これは紛れもない事実です。点滴も実は食塩水だったりします。点滴で急に回復する子がいますが、塩不足が原因である可能性が高いと言えます。

油についても同様で、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は油に溶け込んでいることが多く、油抜きで不足しがちです。また油を摂ると出てくる胆汁が脂溶性ビタミンの吸収率を高めています。ちなみにビタミンDが不足すれば免疫が落ち、がんや感染症のリスクが上がります。Aは夜盲症、Eは細胞膜の弾力性、Kは血栓コントロールに関与します。

時期的には平成の後半くらいから塩抜き・油抜きが広まり、そのあたりから、がんや腎臓病、肝臓病、糖尿病、アレルギー性皮膚炎が増加しています。因果関係の完全証明は難しく、たまたまかもしれません。でも塩抜き油抜きをそのまま「ヘルシー」と信じるのはとても危険ですし、そういう言葉に簡単に惑わされないように。科学の目で見ていきましょう。

「人の食べ物は危険」は、かなり誇張されています。

ネギやチョコレートが危険とされているのはご存知の方も多いと思います。ただ、科学的な根拠があるものはごく一部で、残飯が当たり前の昭和時代に、「ネギによる大量死」を少なくとも私は聞いたことがありません。「少量でも即死」という話が、まことしやかに信じられていますが、私の実際の知見からは「誇張されすぎ」です。

もちろん何でも勧めているわけではありません。ただ、誇張された情報が、いまの「人の食べ物はぜんぶ危険」というところまで広がりつつある。その思想こそが食材の多様性を失わせ、飼い主の工夫を制限する危険な思想だということ、それをお伝えしたいのです。

さらにいえば、彼らが常に思っている、「飼い主と同じものを食べてみたい」という希望を押し潰し、現代における最大のストレス原となっていくのです。

「現代のフードは優秀」は、半分正解・半分疑問です。

栄養計算の精度は上がりました。ただ病気は増えています。栄養バランスうんぬんよりも、加工食品の常食化と発がん率の推移に、もっと注目してほしいと思っています。人の食べ物を禁止する飼い主さんが増えて、がんも増えました。これってたぶん、たまたまの一致ではありません。科学的に考えてそうなのです。

人間の世界でも加工肉の発がんリスクはWHOが認めているのです。他にも残留農薬、トランス脂肪酸、低脂質高タンパクの設計にも、長期的なリスクが存在します。さらにいえば、法的にペットフードは食品ではありません。「国が認めているから安全」という考え方は、薬でも食品でも一度立ち止まって考えてみてください。

「手作り食が最良」も、やり方次第です。

手作りをされている飼い主さんには、本当に熱心な方が多いです。その姿勢は素晴らしいと思っています。ただ、塩抜き・油抜きの手作りは、むしろ病気を作りやすい食事になってしまいます。また、タンパク質・脂質・炭水化物の三大栄養素のバランスを手作り食では極端に、限度を超えて崩すケースがあります。ペットフードに比べて偏食が定着しやすいのが手作り食だとも言えます。

また私のペット健康相談でも、手作り食は病気が少ないとは言えず、どちらかというと多い印象です。「手本通りの手作り=健康」ではなく、「科学的に正しい手作り=健康」です。一度、食事の内容を見直してみましょう。

最後に、3つ目の原因「医原病」について。

医原病とは、治療そのものが新たな病気を引き起こすことです。現代は薬物療法が多いため、医原病の多くは副作用や中毒と言えます。めまい、手足のしびれ、筋肉の異常、これらは薬の副作用の可能性がありますが、「なんとなく体調が悪い」で片付けられがちです。医原病だと気づかなければ、別の新しい薬が追加されることもあります。薬の本質を記事にしてあるので、よければこのあとに読んでみてください。記事は、上に並んでいるカテゴリーから探せます。

「今まで通りでは、今まで通りになる。」は、その通りです。生まれつきだから、運が悪かったからを病気の原因にしてしまうと、見えるはずのものが見えなくなります。逆に視点が変われば、見える景色ががらりと変わるかもしれない、ということです!

他にもたくさんの役立つ記事を置いてます。読めば読むほどみなさんの視野が広がり、視点が深まります。もし不明なことがあればいつでもLINEで聞いてくださいね!

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