新着記事

さらなる学び・多角的視点

なぜ病気は減らないのだろうか

はじめにペットの医療費が高いと感じている飼い主は多い。「なぜ私はこんなにも動物病院に通い続けているんだ。」そうした本音を、ほとんどの飼い主は口に出せずにいる。農林水産省のデータによれば、ペットを診る動物病院(小動物診療施設)の数は、2004...
さらなる学び・多角的視点

私が犬猫たちから学んだこと

犬猫が好きです。純朴だからです。純朴というのは、飾らないということです。嫌いなら避ける。好きなら寄ってくる。具合が悪ければ隠れる。感情に計算がない。野生で群れを作る動物は、利己では生きていません。群れを守ること、メンバーを守ることが、結果と...
薬と副作用

【薬が効かない】体が強いからという逆転の発想

まえがき先日、地元の神社を訪れたときの話です。神様に手を合わせ、ふらっと境内を遠回りしていると、氷が張りつめた池の中に、鯉が泳いでいるのが見えました。水温はほぼ0度。 人間なら数分で意識を失うような冷たさです。でも、彼らは静かに、力強くヒレ...
食事と栄養

【歴史検証】犬の肉食を否定する新説

はじめに私は薬剤師であり、ペット健康の専門家です。専門外の領域に踏み込むことは承知しています。ただ、犬の家畜化に関する既存の説明を調べるほどに、論理的な矛盾が気になって仕方がなかった。本稿はその違和感から生まれた、一つの新しい仮説です。反論...

がん・免疫不良

がん・免疫不良

犬の発がん率の異常な高さの考察

犬の死因の第一位はがん(悪性腫瘍)である。いまや当たり前となっているが、過去の発がん率は低かった。(昭和後期の死因:フィラリア、事故)長寿化が発がんの要因であると言うこともできるが、それだけで異常な犬の発がん率を説明することはできない。犬の...
がん・免疫不良

がん細胞を「超回復細胞」だとする考え方

がんとは、細胞の増殖が止まらなくなり、周囲の組織を侵していく病気とされている。これは現代医学でも広く受け入れられている定義であり、観察された現象とも一致する。ただし、これは「何が起きているか」の説明にとどまり、「なぜそうなるのか」については...
がん・免疫不良

がんの原因は発がん物質ではなく「免疫低下」

はじめに: がんの原因は、しばしば「遺伝」「喫煙」「飲酒」「食生活」「感染症」などの外的要因として列挙される。これらは疫学的にもある程度の相関が認められており、がん予防の指針として広く認識されている。しかしながら、こうした要因のいずれもが「...
がん・免疫不良

がん予防とメンタルの関係

はじめに: がんの予防と発症には、遺伝や環境、生活習慣といった外的要因だけでなく、内的な心理状態や精神的ストレスが深く関与している可能性がある。メンタルの在り方が身体に及ぼす影響は長らく経験的に語られてきたが、近年、自律神経系との関係を含め...

メンタル

メンタル

長生きペットの共通点-生き方と感謝の構造

長寿の犬や猫には、ひとつの共通点がある。これまでのペット健康相談で見出した私見ではあるが、おそらく正しい。この考えを補助する研究がいくつもあるためだ。長生きの共通点、それは過剰に管理されていないことだ。飼い主は神経質すぎず、けれど大事な変化...
メンタル

飼い主の不安をペットは体臭で察知する

「ペットは表情や声のトーンから、飼い主の気持ちを読み取っている」──この認識は一般にも専門家にも広く浸透しており、しつけや行動学、ペットとの接し方にもその前提が組み込まれている。しかし本稿では、そうした常識を静かに疑う。私の考える真実は、「...
メンタル

ペットが我慢し続ける、最大のストレスとは

ご愛犬ご愛猫の一番のストレスは何だと思いますか?——この質問に対して、たいていの飼い主は「散歩が足りないこと」「留守番」「騒音・臭い」と答える。おそらく、それらはすべて間違っている。本気で犬や猫になったつもりで考えてみよう。楽しいはずの食事...
メンタル

「脳腸相関」解き明かされた脳と腸の関係

不安や心配というメンタルが腸内環境を悪くする——こんな話を信じられるだろうか。最近の研究は、それが事実であることを明らかにしている。そして、腸内環境の悪化は逆にメンタルへも悪影響を及ぼす。ストレスを感じると、脳から分泌されるホルモンが腸の動...

腎臓病・尿路疾患

腎臓病・尿路疾患

【腎臓ケアまとめ⑤】その他のピース

腎臓は寿命を決定づけるほどの重要な臓器。その腎臓を守るための知識とアイデアを複数の記事で紹介してきました。しかしながら腎臓は身体から独立しているわけではありません。腎臓が体に影響を与えるのと同時に、全身の健康状態も腎臓に影響を与えます。まだ...
腎臓病・尿路疾患

【腎臓ケアまとめ④】ストレス管理の失敗

これまで『高タンパク食』や『尿量不足』といった、物質的な要因がどのように腎臓の限界を超えさせるのかをお話ししてきました。今回は、腎臓の寿命を左右するもう一つの巨大な要因、「ストレス管理の失敗」についてお話しします。「ストレスは万病の元」とよ...
腎臓病・尿路疾患

【腎臓ケアまとめ③】飲水量と塩分の不都合な真実

前回はペットの腎臓の負担として、高タンパク食と過食について触れました。生命の本来の仕様と現代の食事のズレが、いかに内臓の限界を超えさせているかの話でした。今回は、腎臓の寿命を左右するもう一つの大きな要因、「尿量不足(飲水量の減少)」について...
腎臓病・尿路疾患

【腎臓ケアまとめ②】高タンパク食と過食

こんにちは。岡田です。前回は、腎臓がゴミ処理場ではなく、身体の究極のエコシステムである「リサイクルセンター」であることをお話ししました。今回は、その大切なフィルターに日々ダメージを与え続けている原因の一つ、「高タンパク食と過食」についてお話...

薬と副作用

薬と副作用

【薬が効かない】体が強いからという逆転の発想

まえがき先日、地元の神社を訪れたときの話です。神様に手を合わせ、ふらっと境内を遠回りしていると、氷が張りつめた池の中に、鯉が泳いでいるのが見えました。水温はほぼ0度。 人間なら数分で意識を失うような冷たさです。でも、彼らは静かに、力強くヒレ...
薬と副作用

ペットの薬にエビデンスはあるのだろうか?

近年、「エビデンスがある」といった言葉を耳にする機会が増えてきた。しかし、この言葉は都合よく使われることが多く、意味がわかっていないと過剰な医療の入口になりかねない。本稿では、薬物療法における「エビデンス」という言葉の意味と、注意すべき点を...
薬と副作用

ノミ・ダニ予防薬のメカニズム

ノミ・ダニに対する“予防薬”は、現在広く市販され、通年投与が推奨されている。だが、その作用機序と使用実態をあらためて見直すとき、「予防」という言葉が与える印象と、薬剤の本来の効果との間に齟齬が存在することが明らかとなる。まず前提として、これ...
薬と副作用

狂犬病ワクチンと皮膚炎の個人的な考察

犬の皮膚炎が夏に増える──この現象は一般的によく知られており、その原因として「高温多湿」や「マラセチアの増殖」が頻繁に挙げられる。確かに、夏季の気候条件が皮膚常在菌や真菌の繁殖を促進することは科学的にも裏付けられている。しかし、10年以上に...

食事と栄養

食事と栄養

【歴史検証】犬の肉食を否定する新説

はじめに私は薬剤師であり、ペット健康の専門家です。専門外の領域に踏み込むことは承知しています。ただ、犬の家畜化に関する既存の説明を調べるほどに、論理的な矛盾が気になって仕方がなかった。本稿はその違和感から生まれた、一つの新しい仮説です。反論...
食事と栄養

減塩ブームに潜む危険性

塩抜きはブームである。長い歴史で見れば、塩抜き=健康という概念が打ち出されたのは最近のことである。科学的に見ていくと、塩抜きには矛盾点も多い。例えば、塩分をよく摂ってきた日本人は世界屈指の長生き民族である。減塩が血圧を下げるという点について...
食事と栄養

「消化の良い食事が病気を作る」現代栄養学の盲点

要旨現代において「消化に良い食事」は健康的と広く信じられているが、その実態は、腸内細菌への影響という視点が欠落している可能性がある。本稿では、吸収効率を優先した食事が腸内環境を破壊し、慢性炎症や生活習慣病の素地を形成するメカニズムについて、...
食事と栄養

細かい栄養バランスは不要という仮説

長寿者の食生活を研究する中で、驚くべきことに「理想的な栄養バランス」などというものは、実際のところあまり見受けられない。むしろ共通しているのは、「今ある食事に深く感謝している」という姿勢である。現代のように、健康や栄養に関する情報が氾濫して...
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