病気の本音 がん(悪性腫瘍)の本質がわかるQ&A
がんとは何ですか? 正常な細胞が何らかの原因で制御を失い、無限に増殖し続ける状態です。通常、細胞は一定の寿命があり、古くなると自然に死んでいきます(アポトーシス)。がん細胞はこの「死ぬ仕組み」が壊れており、死ねなくなった細胞とも言えます。増え続けることで周囲の組織を侵し、やがて臓器の機能を奪っていきます。実はがん細胞は健康な体の中でも毎日生まれています。しかし正常な免疫機能がそれを毎日駆逐しています。がんになるということは、この攻防のバランスが崩れた状態です。突然異変が起きたのではなく、長い時間をかけて免疫が追いつかなくなった結果と考えるほうが正確です。がん細胞は死なないってどういうことですか? 正常な細胞には「寿命が来たら死ぬ」というプログラムが組み込まれています。これをアポトーシスと言います。がん細胞はこのプログラムを無効化しており、いくら時間が経っても死にません。さらに免疫細胞に攻撃されても生き残る仕組みまで持っています。単に「増えすぎる細胞」ではなく「死ねなくなった細胞」というのが本質です。がん幹細胞とはなんですか? がん細胞の中に、特に治療への抵抗性が強く、再発の源になるとさ...