栄養の本音 常識が非常識になる栄養科学のQ&A
Q1. 空腹時間で長寿って、どういった仕組みですか? 動物の体は食糧難の時代にあわせて設計されており、長い空腹時間は体に負荷が少なく、壊れにくい。病気が減るために寿命が短くなりにくい。つまり長寿になりやすいということです。現代の我々には想像できませんが、つい200年前まで人は常に飢餓に悩まされ、食べるものが無くて死ぬ人もいました。人に依存して生きる犬や猫たちも同じです。500年前、1000年前、1万年前、10万年前と、時代を遡るほど厳しい時代だったのは言うまでもありません。そうした時代を生き抜くことができたのは、身体の中にオートファジーという仕組みがあるおかげです。本来は壊れた筋肉を便や尿に捨てません。一旦バラバラの材料にして、また筋肉に作り変えます。このエコなリサイクルシステムは、身体にとって負荷が少ないのです。車に例えれば、少燃費運転がエンジンを長持ちさせるような感じです。現代はこのエコカーにガソリンを注ぎ込み、アクセル全開で運転している状態、そう考えてもらって良いでしょう。Q2. 草食動物の仕組みは雑食でも可能ですか? 可能です。まず我々日本人で考えてみましょう。今のように当たり...