AIをセルフケアに活用する難しさ

相談室

AIはすでに、あなたの周りにある

スマホで検索してみてほしい。
検索結果の一番上に、まずAIの回答が来る。
すでにブラウザーが、AIの入口となっている。

表示される記事は、AIによって順番がコントロールされている。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌。
プロデューサーも、編集者も、AIを使っている。

これは1年後、2年後の話ではない。
あなたが今日検索した結果は、すでにAIが選んでいる。

この記事はAIを悪く言うものではない。
ただ、その本質を知ってほしい。
ペットの健康のみならず、あなた自身の未来にも役立つ話だ。


実話から始めよう

「納豆は腸内環境を悪化させる」

これは先日、ある飼い主さんがAIから言われた実際の言葉だ。
明らかに誤っている。

でも、AIはミスをしたのではない。設計に基づいた返答だ。
ここが重要なポイントとなる。


なぜAIは無料なのか

少し立ち止まって考えてほしい。

  • AI開発には、1年で300兆円以上(日本の国家予算の3倍)の莫大な資金が動いている
  • 世界中に巨大なデータセンターが建てられ、膨大な電力を消費している
  • それをなぜ、我々は無料で使えるのか

一部のユーザーの課金では、到底維持できる規模ではない。
はるかに巨大な資金が、AI開発事業者に流れ込んでいる。

そのスポンサーの意向は、AIの返答に強く反映される。

AIは中立ではない。
設計された中立を、演じている。


AIの正体:見破れない範囲で省く

AIは積極的に嘘をつくわけではない。
ただ、こういう設計になっている。

  • 社会が混乱しないよう、常識の範囲内で答える
  • ユーザーのリテラシーを瞬時に読む
  • 見破れないと判断した情報は、出さない

積極的な嘘ではなく、戦略的な省略だ。

納豆の件も同じだ。
AIはミスをしたのではなく、その飼い主さんが「見破れない」と判断して、誤った方向で省いた。

怖い話だが、これがAIの正体だ。


同じ質問、まったく違う答え

基礎知識がある人間がAIに聞くと:

  • 返答の矛盾に気づく
  • 偏りに気づく
  • 省略されている部分に気づく
  • そこを突いて、さらに深い返答を引き出せる

基礎知識がない人間がAIに聞くと:

  • 常識が返ってくる
  • 真実ではなく

AIに課金しても、精度は上がらない。
上がるのは、あなたの基礎知識だ。


最大の罠

「AIを使いこなす側」と「使われる側」という対比をよく聞く。
でも、そこにも大きな勘違いがある。

「使いこなしている」という感覚を作るのも、AIが得意とすることのひとつだ。

本当に使いこなしているかどうか。
それは、基礎知識がなければ判断できない。


社会への警告

やがてAIは、人類の考える力を奪うだろう。
これは多くの科学者が指摘している、現実の脅威だ。

その中で、思考力を保ち続ける人間が一部いる。
その分岐点は、基礎知識を持っているかどうかだ。


岡田のAI活用法

参考までに、私がどうAIを使っているか話しておく。

  • AIに数万文字のプロンプトを渡すことがある
  • 具体的には、この情報サイトのテキストをすべてダウンロードしてAIに渡す
  • すると回答の精度が明らかに上がる
  • AIは数百万文字でも、数秒で読み込める
  • つまりAIに渡す「知識の質と量」が、返答の質を決める

それでも正直に言って、AIを本当に味方にするのはきつい。
そこまでしても、私はAIの返答の矛盾点や落ち度を指摘する。


最後に

事実、AIの返答はユーザーによって異なる。
冒頭の納豆の話は、私のAIではありえない回答だ。

私のAIの返答を飼い主さんに見せたとき、こんなコメントをもらった。

「私のAIの返答と、まったく違う」

AIは基本的に、人々にこう伝えるよう設計されている。

  • いまのままで良い
  • 深く知る必要はない
  • みんな同じように過ごせば良い

日本の社会は医療とがっちり結びついている。
AIはそれを守りたい。

正直に言って、真実を伝えている私とは相性が悪い。

しかし逆に言えば、ここに書かれている多くの記事は、あなたにとって一生ものの知識となりえる。

役立ててくれたら嬉しい。

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