チャレンジ!トライ!自分を変える、3つの思考法

飼い主の盲点

知識は手に入れた。希望も見えてきた。でも、今のやり方を変えるのが怖い。もし何かあったらどうしよう。

そんな理由で、一歩が踏み出せない方、けっこう多いんです。

逆に、積極的すぎて周りが心配してしまうタイプの方もいますけど。(笑)

どちらが良い悪いではありません。それぞれの性格やタイプによるものです。ただ、どちらのタイプも、「知識」で乗り越えられます。

会社やビジネスの世界で、多くの人が結果を出せているのは、今回ご紹介するような思考の枠組みを知っているからだとも言えます。難しいことではありません。知っているかどうか、それだけの差です。


PDCAサイクル:科学者と同じ、基本の形

PDCAは「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)」の頭文字です。

これ、じつは科学実験とまったく同じ構造です。仮説を立てて、試して、結果を見て、次に活かす。そしてまた試す。このサイクルを回し続けることが大事です。

スマートフォンのバッテリーが年々小さく、長持ちになっていくのも、このサイクルを何万回と回してきた結果です。失敗がそのまま次への経験になっているわけです。

ペットケアで言えば、たとえばこんな感じです。

・Plan(計画):ALTの数値を下げたい。納豆をトッピングしてみよう
・Do(実行):毎食に1グラム加えてみる
・Check(評価):1ヶ月後、異変なし。検査値の変動もなし
・Action(改善):もう少し増やしても良さそうだ

成功の思考は、そもそも一発で決める!という博打みたいな考え方ではありません。これを勘違いしている人は意外に多い。結果を見て修正するパターンに変えていきましょう。

PDCAは丁寧でいい方法なんですけど、正直に言うと、すこし「悠長」なところがあります。

ペットの状態は毎日変わります。「今日の様子がなんかいつもと違う」という場面に、計画を立ててから動いていたら間に合わないこともある。そこで登場するのが次のOODA(ウーダ)です。


② OODAループ:慣れた人が自然とやってる、スピーディな思考法

OODAは「Observe(観察)→ Orient(判断)→ Decide(決定)→ Act(行動)」の頭文字です。もともとは軍事戦略から生まれた考え方で、状況が刻々と変わる中で素早く動くためのフレームです。

PDCAが「計画ありき」なのに対して、OODAは「まず観る」から始まります。

先ほどの納豆トッピングで考えると、こうなります。

・Observe(観察):今日は食欲がいつもより落ちている。便もゆるい気がする
・Orient(判断):昨日から納豆の量を増やした。それが原因かもしれない
・Decide(決定):今日はいったん納豆を抜いてみよう
・Act(行動):1日おきに修正して、様子を見る

「観て、読んで、決めて、動く」。このスピード感は、バドミントンとか首都高の運転に近い。止まらない流れの中で選択していく。対して先程のPDCAは将棋とか信号待ちのある一般道のニュアンスでしょうか。

ハイブリッドも大いにありです。PDCAは月単位、OODAは日々の変化。この2つを使い分けると良いかもですね。たぶんケアの質が変わります。


③ 守破離:日本人に馴染む、伝統的な成功パターン

守破離(しゅはり)は、もともと武道や茶道から来た言葉です。

・守:まず、教わったことをそのまま忠実にやってみる
・破:慣れてきたら、自分なりの工夫を加えてみる
・離:やがて、自分のスタイルが生まれる、自立する

納豆トッピングで言えば、こうなります。

・守:「まず1グラムから」と教わった通りに続ける
・破:ちょっと感覚が掴めた。朝を多めにしたらどうだろう
・離:納豆の使い方をマスター。加減もアレンジも自由自在

最初から「自分流」でやろうとすると、たいていうまくいきません。「守」のターンをふっとばした人は、たいていつまずくものです。剣道の師匠に、「毎日素振り1000本」と言われ、それを続ける。見習い料理人がひたすら野菜だけを切る。そこで何かコツを掴んだり、見えてくることがあります。いきなり試合に出たい、カウンターで寿司を握りたい、その気持を知った上で、師匠たちはあえて「守」のターンを与える。一人前にさせたいからですよね。

師匠や(本来の)先生って呼ばれる人たちって、自分で苦労してきて、たくさんの脱落者を見てきて、「まずはこれから始めてみなさい」って言ってくれるんですよね。厳しく感じるかもしれない。けれど、本当の優しさが込められている。

いま、情報が簡単に手に入る時代に、多くの人が守破離を知りません。いろいろなテクニックに手を出しては、すぐに手放す。基礎からやったらいいのに。だから守破離を知っている人は強い。知ってるだけで上位10%確定!


岡田の感覚:時間がもったいない、動きながら考え、考えながら動く

3つのフレームを紹介してきましたが、私自身が大事にしていることを最後に。

迷路の話です。

迷路を解くとき、行き止まりに突き当たったとします。その壁の向こうにゴールがあるとき、「壁があるから無理だ」と引き返すだけが正解ではありません。ときに時間が許してくれません。乗り越えてもいい。つまり長期的な目標のために、目の前の壁(短期的な苦労)を突破する、という感覚。

山登りの話も、よくします。

山を前にして、麓の駐車場でこんなことを考え始める人がいます。「雨が降ったら?」「寒かったら?」「この靴じゃ無理かも」。でも、それよりも一合目まで実際に登ってみる方が、絶対に良い情報が得られます。天気も、体の状態も、道の様子も、動いて初めてわかることばかりです。そこなら不快な排気ガスも届きませんよ。

PDCA、OODA、守破離。どれも「まず動く」ことを前提にした考え方です。考えてから動くのではなく、動きながら考える。ペットケアも、そういうものだと思っています。


最後に:言葉を贈ります

「失敗は成功の糧」

「千里の道も一歩から」

「柔よく剛を制す」

発明王エジソンはこう言っています。「私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」

3つのフレームを知った今、これらの言葉が少し違う重みで響きませんか?チャレンジやトライを目の前にしたときの、励ましや応援に聞こえてきませんか。

うまくいかなくても、それが経験です。ゲームならレベル1からレベル10なんてすぐです。リアルもそう。もし心配するなら、後で伸びなくなってくることですかね。たぶん今ではないです。


ご存知だった方へ

PDCA、OODA、守破離。ビジネスで使ってきた方には、おなじみの言葉だったかもしれません。

ぜひ、ご家族に聞いてみてください。「うちの子のケアに使えそう?」って。そこから会話が広がるならば、私の狙い通り。ペットはかすがい。いろんな絆を強くする。本来そういう素敵な存在ですから!

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