牛乳やヨーグルトに関する相談への回答

この記事は、日々の相談の中でいただいた質問と、それに対する岡田の個人的な見解を紹介するものです。科学的論文ではありませんが、実際の経験と観察に基づくヒントがたくさん詰まっています。

 

ペット健康相談では、乳製品とくにヨーグルトを与えている方からの相談をしばしば受けます。

例えば、こんな感じの質問です。
「低脂肪ヨーグルトは身体に良いですか?」
「がんなので糖質を抑えた良いヨーグルトを教えてください」
「豆乳ヨーグルトじゃないとだめなんですか?」


みなさんネットでいろいろ勉強していらっしゃいます!
(正しい情報かどうかは置いておいて)

 

本当に不安ならば、私に相談しなくても止めてしまえば良いのに!思うこともあります。

それでも続けたいというのは、おそらく腸内環境改善作用を期待しているからでしょう。

 

ご存じかもしれませんが、私は腸内環境を良くするのであれば、ひきわり納豆が一番だと考えております。
逆にどんな子に対しても乳製品は勧めません。

ゆえに牛乳から作られるヨーグルトも勧めておらず、腸内環境の改善を狙うならば、ひきわり納豆が一番効果的だと考えております。

どうしても納豆が嫌だという場合に(飼い主さんが納豆嫌いなときも)
それならば豆乳ヨーグルトはどうでしょう?という話になります。

 

また中には

「牛乳を止めたら自分の調子が良い」

そうした連絡をいただくこともあります^^

前の飼い主コミュで牛乳に少し触れていたので、それを読まれて共感してくれたのでしょう。

 

今回はそうしたやり取りを3つ紹介します。

ですけれどプライバシー的なことも考えまして、私からの回答だけを載せますね!

ご質問は載せていません。

みなさまの想像にお任せいたします~

 

回答例1

こんにちは、岡田です。
最近の乳製品は、昭和の頃とだいぶ違う様子です。
特に成長ホルモンが多く含まれるようになってきているのでしょう。
そうしたものが含まれる可能性については暗に農林水産省も公表しています。
事実として観察できるのは子どもたちの身長です。
最近はやけに大きな子たちが多いですよね~
乳製品中の成長ホルモン量が増えていることを示しています。
一般的にはカルシウムで大きくなると習いますけれど、嘘ですね。
もしそうであれば昭和の子供がそれほど大きくないことを説明できません。

影響を受けやすいのは、子供の細胞、大人ならばがん細胞のような赤ちゃん細胞です。
女性の胸が大きくなったのは乳に含まれるエストロゲン、女性ホルモンの影響だと考えられます。
そちらは乳腺の細胞を、がん細胞もろとも発育させてしまいます。
男性ならば前立腺およびそこにあるがん細胞が発育します。
ちなみに牛が食べる飼料はほぼ北米からの輸入品で、大部分が遺伝子組換え作物であることをやはり農林水産省公表しています。
モーたいへんです!

ということで牛乳をやめて調子が良くなったということ、十分にありえますね。
人もペットも和食気味にしていくと、どうも良さそうです!

ということで、私はぜんぜん牛乳を買いません。
たまに瓶入りのコーヒー牛乳を買うくらいですかね~
温泉に入ったあと、どうしても飲みたくなってしまう世代です。

 

回答例2

豆乳はいいアイデアですね!
乳製品よりもだいぶ良いと思います。
味噌は発酵食品としてのメリットも得られやすいので、少量でも使ってみることをお勧めいたします。
ですので豆乳由来のヨーグルトもまずまず良いものだと思いますし、ときどきおすすめすることがあります。

 

回答例3

豆乳ヨーグルトをお勧めいたします。
農林水産省のホームページによると、日本の牛乳には女性ホルモンが含まれることが記載されています。
また成長ホルモン類が含まれることもわかりにくくですが書かれています。
こうしたことが癌の成長と関わりがあると私は考えており、乳製品を勧めない理由です。
糖質が多いと癌になるという情報はネットなどで得られたのだと思いますが、実際にはまったく意味のない、机上の空論のような話だと私は考えております。
飼い主さまたちからの話を聞いていても、糖質を制限してがんが減っているという印象はまるでありません。
糖質制限がむしろ腸内環境を悪化させたり、免疫系のエネルギー不足を招き、状況を悪化させることを心配しており、お勧めしておりません。
フードの変更はおそらくあまり関係がありません。
安いフードが病気を増やし、高いフードが寿命を伸ばすと信じている方が多いのですが、実際にはそのような傾向は私の知る限りありません。
私の得てきた知見からするとおそらくフード以外の部分、発酵食品を加える、炭水化物を加えるといったことがポジティブに影響するでしょう。
乳製品を与える、肉を増やし炭水化物を減らすといったことがネガティブに影響するでしょう。
昔に比べて犬のがんは急激に増えてきていますが、それはネットなどに誤った情報(常識)が広がり、実際にその通りに実行する人が増えてきているためだと考えております。

 

以上です!

過去のやり取りを探すとたくさん出てきますが、たいへんなのでこのくらいで

 

なお上記はあくまで私の個人的な見解であることはご承知くださいね!

結局、私が牛乳をあまり買わないのも、ただの信念みたいなものです。
(こう言っておかないとひどく怒る人がいるんです)

 

私が牛乳をよく思わなくなったきっかけは、どうして牛乳は水より安いのだろう?みたいなところから始まって、悪いという意見も、良いという意見もあって、これは何かあるな?と感じたあたり、たぶん十数年前です。

 

実際のところは、飲んでいてがんにならない人もいっぱいます。
もちろん逆もいっぱいありますけど。

そのうえで、信頼筋の情報や、食事とがんのかかわり、ホルモンとがんの関わりで学んだこと、みなさんからの相談で教えてもらっている食生活から、「なるほどそういうことね!」と気づきました。

 

ちなみに牛乳を飲まなくても、乳製品はいろいろな食品に利用されていますよね~
なので私も少しは摂っていますよ!
いいのです、少しくらい!

 

健康に対してあまりストイックにならない、必死にやりすぎないことがコツだったりするんですよね。

私が健康法のひとつにしている一日一食も、5年以上続けていますけれど、二食の日もありますし、埼玉の自宅では家族と三食とります。

ずいぶんゆるい健康法ですけど、それが良いのですよ~笑

だって、この「ゆるめ」というのも、上手な飼い主さんたちから学んできたことですから。

 

私は実際に自分で見た「事実」が好きです。
ネット情報は嫌いですけれど、私を信じて話してくれる方からの「情報」はすごく参考にします^^

 

ということで、今回はこのへんで。

また次回をお楽しみに!

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