よくある質問

目次
  1. ご注文に関すること
    1. 今日注文したらいつごろ届きますか?
    2. LINEでのカード決済は安心ですか?
    3. ネコポスとは何ですか?
    4. 注文をキャンセルできますか?
    5. 返品に対応していますか?
    6. 代金引換で注文できますか?
    7. 後払いで注文できますか?
  2. LINEに関すること
    1. メッセージのやりとりは他の人に見られますか?
    2. 私の個人情報はどこまで見られていますか?
    3. 登録後に電話がかかってきたりしますか?
    4. 通知オフにするとどうなりますか?
    5. ブロックにするとどうなりますか?
    6. LINE通話は使えますか?
    7. リンク先が404エラーになります
    8. LINEアカウントが2つあるのはなぜですか?
  3. 製品に関すること
    1. 健康な子に与えても大丈夫ですか?
    2. 目安量は守らないとだめですか?
    3. 食前(空腹時)と食後どちらが良いですか?
    4. 水に溶かしても良いですか?
    5. 砕いても良いですか?
    6. 亜鉛の過剰になりますか?
    7. 粒をゴクリと飲ませるコツがありますか?
    8. プライオは皮膚に塗っても良いですか?
    9. アルピニアは直接口にスプレーしてもよいですか?
    10. いまの薬と併用できますか?
    11. 薬は止めたほうが良いですか?
  4. 健康サポートに関すること
    1. ペットの健康相談に乗ってくれますか?
    2. 相談は無料ですか?
    3. どんな相談でも良いのですか?
  5. 肝臓治療に必要な基礎知識
    1. ALT(=GPT)が高いということは?
    2. 肝臓の細胞が壊れる理由
    3. 肝臓の細胞が壊れても元気な理由
    4. 肝臓病が悪化する2つのパターン
    5. ALP(=ALKP)が高いということは?
    6. 胆汁とは
    7. 胆汁の流れが悪くなる原因(胆汁うっ滞の原因)
    8. 胆汁うっ滞でも元気な理由
    9. 胆のうとは
    10. 胆泥症とは
    11. 胆泥症でも元気な理由
    12. 胆泥は放置していていいの?
    13. 胆嚢粘液嚢腫とは
    14. 肝臓病の治療法は?
    15. 胆泥の治療法は?
    16. 肝臓の薬物療法は効くの?
    17. 肝臓薬が効かない理由は?
    18. 肝臓病(胆泥症)を治すコツは?
  6. がん治療の基礎知識
    1. がんとは?
    2. がん細胞とは?
    3. がんの原因は?
    4. 免疫とは?
    5. 免疫力が低下する理由
    6. 免疫力を低下させる薬
    7. 免疫力が低下している子の特徴
    8. がんの一般的な治療法
    9. がんの再発が多い理由
    10. がんを防ぐコツ(再発を防ぐコツ)
  7. 食事に関する基礎知識
    1. 人と犬猫は食事の考え方も違う?
    2. 人に良いものは犬猫にも良いということ?
    3. 高タンパク食が基本ですよね?
    4. 肉はゼロにしたら良いですか?
    5. 肉が少ないと骨と皮になりませんか?
    6. 犬は元オオカミだから肉が必要?
    7. 糖質制限について
    8. 塩分制限について
    9. 脂質制限について
    10. 飽食(食べ過ぎ)について
    11. ダイエット(減量)について
    12. 食べてくれないと不安になる
    13. 食べる量が少ないとかわいそう
    14. 療法食全般について
    15. 肝臓の療法食について
    16. おすすめの食事(フード)について
    17. ひきわり納豆をお勧めする理由
    18. サバ缶をお勧めする理由
    19. 他のお勧め食品、お勧めしない食品
    20. 特に問題ないと考えている食品、料理
  8. 血液検査の基礎知識
    1. 異常項目があるのでまずいですよね?

ご注文に関すること

今日注文したらいつごろ届きますか?

15時までのご注文でしたら最短で翌日にお届けできます。北海道、九州、沖縄、離島は翌々日です。

LINEでのカード決済は安心ですか?

弊社で採用するStripe決済システムは、アマゾン、グーグル、クックパッドなども採用するセキュリティの高い決済システムです。もしトラブルがあれば弊社で誠意を持って対応します。

ネコポスとは何ですか?

ヤマト運輸の小さな荷物向きの配達サービスです。厚さは2.5cmまでです。宅急便並みのスピードで、郵便受けにお届けなので不在時でも受け取れます。ただし日時指定ができません。(将来クロネコゆうパケットに変わる予定です)

注文をキャンセルできますか?

16時くらいまでにご連絡を頂ければ、発送自体をキャンセルできます。メッセージは常時見ているわけではないので、急ぎのときは電話かLINE通話でお願い致します。

返品に対応していますか?

未開封商品は受け取り後でも返品できます。受け取り後でも基本的には対応いたします。開封後でも事情によっては承りますのでご連絡ください。

代金引換で注文できますか?

はい、代金引換でも承ります。代引き手数料は弊社が負担します。システムが対応しておりませんので、銀行振込で注文して頂き、その後で「代引き希望」とメッセージをお送りください。

後払いで注文できますか?

トラブルを防ぐためにリピーターの方に限って承っております。銀行振込で注文して頂き、その後に後払い希望の旨と、入金日をお知らせください。入金は銀行振込でお願い致します。

LINEに関すること

メッセージのやりとりは他の人に見られますか?

いいえ、他の方に見られることはありませんので、安心してご利用ください。もちろん頂いたメッセージを弊社が勝手に人に見せることもありません。

私の個人情報はどこまで見られていますか?

通常のLINEの友だちと違い、みなさまの情報はほとんど見ることができません。弊社から見えるのはアイコン画像とニックネーム程度です。

登録後に電話がかかってきたりしますか?

いいえ、基本的にこちらから電話をすることはありません。稀ですが配送で確認したいことがある場合など、どうしても急ぐときにご注文頂いた方に連絡することがあります。

通知オフにするとどうなりますか?

メッセージが届いたときの通知音を消すことができます。メッセージは引き続き受け取れます。弊社ではメッセージが多くならないように、また夜間に送らないようにしておりますが、気になるときはぜひ通知オフにしてみてください。なおご知人からの大切な連絡は通知されます。

ブロックにするとどうなりますか?

通知オフと異なり、メッセージの受信自体を停止します。弊社からの情報が不要なときはブロックを使ってください。ブロックを解除すると受信が再開されますが、おそらく最初のメッセージから届くと思います。

LINE通話は使えますか?

はい、使えます。通話アイコンもしくはLINE通話のリンクをタップしてください。無料です。電話番号はありません。もし繋がらないときは少し時間を置いてからおかけ直しください。弊社からかけることができません。

リンク先が404エラーになります

LINEアプリのキャッシュデータをクリアすると解消します。手順は次のとおりです。LINEのホーム画面から右上の歯車→トーク→データの削除→キャッシュ削除

LINEアカウントが2つあるのはなぜですか?

当初は1つだったのですが、オンライストアのシステムと、飼い主コミュの配信システムを一緒にできないという問題が出てしまいました。アカウントを2つに分けたところ解決することができました。少し不便となってしまい申し訳なく思います。

製品に関すること

健康な子に与えても大丈夫ですか?

もちろん大丈夫ですし、健康維持増進としてお勧めいたします。普段使いには少量でも良いでしょう。

目安量は守らないとだめですか?

多くの子は目安量のままで良いと考えていますが、本来は体質差や体調によってそれぞれ適した量は変わると考えておりますので加減して頂くことは問題ありません。調子が良くなって減らしたり、少し心配なときに増やして大丈夫だと思いますし、そのように上手にコントロールできると一番良いと思います。

食前(空腹時)と食後どちらが良いですか?

弊社サプリメントは、どれも食前と食後でとくに差はないと考えています。

水に溶かしても良いですか?

どの製品も水に溶かして与えることができます。作り置きせず、与える毎に溶かすようにしてください。

砕いても良いですか?

プラセンタクレアは粒タイプですが砕いて与えることもできます。なお粒タイプにしているのは保存料を極力減らすためでもあります。粉砕したらすぐにお与えください。

亜鉛の過剰になりますか?

プラセンタクレアは亜鉛を含みます。亜鉛は過剰症になりにくいミネラルで、経験上からも過剰になる心配はほぼないと考えています。亜鉛は不足気味の子が多く、肝機能や免疫、食欲の低下に関わっていると考えています。

粒をゴクリと飲ませるコツがありますか?

舌の奥に置いてゴクリと飲ませます。犬の手順は①正面ではなく横側に立つとやりやすく②顔を上にすると喉が狭まるので自然な向きで③上顎を上げるのではなく下顎を下げて口を開き③両頬をつまんで開口を維持して④舌の奥の左右どちらかに粒を置き⑤口をつまんで閉じさせ⑥鼻に触れたり息を吹きかけるとゴクンと飲み込みます。警戒心を抱かせないようににこにで、最後に褒めたりご褒美をあげるのもコツです。

プライオは皮膚に塗っても良いですか?

はい、基本的には問題ありません。場合によってはお勧めの方法です。最初はプライオを0.1gほど小皿に取り、数滴の水で懸濁させた上澄み液を塗ってみてください。粉が付着しても大丈夫です。出血しているときは周囲に塗るようにしてください。

アルピニアは直接口にスプレーしてもよいですか?

はい、問題ありません。ただし口を開けたままにしてくれる子はいませんので、横から歯にかける方法が良いです。上唇をめくって見えた歯にかけてあげてください。1日数回、両側からそれぞれ2~10プッシュくらいを目安にしてみてください。

いまの薬と併用できますか?

どの製品も薬との併用が問題になることはまずありませんので、大丈夫でしょう。次のような薬との併用例があります。心臓の薬、肝臓の薬、腎臓の薬、膵臓の薬、胃腸薬、ステロイド、抗生物質、ホルモン製剤、抗てんかん薬など。

薬は止めたほうが良いですか?

効いていない薬ならば止めたほうが良いと考えています。意味のない薬は状況を複雑化させますので使わないのが原則です。またほとんどの薬は対処療法であり、生活習慣の改善やサプリメントに置き換えることができるならばそのほうがより根本的な健康法になりえます。自宅ケアへの完全シフトも可能だと考えていますが、薬は何でも止めて良いと言うことはできません。薬剤師として注意点などを個々にアドバイスします。もしできるならば獣医師の承諾をもらっておくと良いでしょう。

健康サポートに関すること

ペットの健康相談に乗ってくれますか?

はい、もちろんです。私、岡田が薬剤師としての知識、獣医師から教わってきた知識、これまで培ってきた経験をもとに回答いたします。LINEメッセージでご連絡ください。もしくは電話でも対応いたします。

相談は無料ですか?

はい、無料です。何か売り込んだりもしません。困っている方のお役に立つことが私の喜びですし、ずっと続けているペット健康相談の目的です。中にはお金を取ったほうが良いと言ってくれる飼い主様もいますが、しばらくは今のまま頑張ってまいります。私自身もみなさまからいろいろな工夫を学ぶことができて感謝しております。

どんな相談でも良いのですか?

がんや肝臓病の相談が多いのですが、健康に関する相談でしたら基本的にどのような質問でも構いません。「犬が電柱におしっこをするとき足をあげるのはどうして?」といった質問に答えたこともあります。もちろん私のアドバイスが100%正しいなどとは申し上げませんし、いつまでも勉強中の身です。そのうえで何か少しでも役立てるように努めてまいります。

肝臓治療に必要な基礎知識

ALT(=GPT)が高いということは?

ALTは肝臓の細胞にある酵素で、通常は血液にあまり含まれません。ALTが高いということは、肝臓の細胞が多く壊れていることを示唆します。

肝臓の細胞が壊れる理由

肝臓は毒を集めて処理する臓器で、肝臓の細胞は毒のダメージを受けて壊れます。胆汁の流れが悪い場合は、胆汁に捨てるはずの毒が逆流してきて肝臓の細胞を壊します。また免疫低下が起こると肝炎ウイルスが活性化して肝臓の細胞を壊します。

肝臓の細胞が壊れても元気な理由

肝臓の細胞が壊れるのは普通のことで、どんなに健康でも壊れます。同時に新しい細胞が生まれているので、肝臓はいつも健康でいることができます。さらに肝臓には余力があり、多少のことでは元気を失いません。

肝臓病が悪化する2つのパターン

1つは肝臓の細胞が壊れるスピードが早すぎる場合です。もう1つは再生するスピードが遅い場合です。

ALP(=ALKP)が高いということは?

ALPは胆汁に多く含まれる酵素で、通常は血液にはあまり含まれません。ALPが高いということは、胆汁の流れが悪くなっていることを示唆します。

胆汁とは

肝臓で作られる消化液で、脂肪の消化を助けます。また胆汁には肝臓で処理した老廃物(一部は毒性がある)が含まれ、腸を経由して便に捨てています。胆汁の大まかな流れは「肝臓→胆のう→胆管→腸→便」です。

胆汁の流れが悪くなる原因(胆汁うっ滞の原因)

細い胆管に腸内細菌が感染し炎症が起こると胆汁の流れが悪くなります。また極端な低脂質食を続けていると胆汁の必要性が下がります。

胆汁うっ滞でも元気な理由

胆汁の流れが悪いといっても、一部は流れており、完全に詰まってしまうケースは滅多にありません。溜まった胆はその毒性で肝臓の細胞を壊しますが、肝臓がタフで余力があるために、胆汁うっ滞が軽度ならば元気を維持します。また胆のうは胆汁を濃縮して体積を減らすので、大量の胆汁をストックできます。

胆のうとは

胆のうは肝臓で作られた胆汁を濃縮してストックする袋状の臓器です。胆汁を脱水し10倍以上の濃縮液として、脂質消化を効率化します。

胆泥症とは

胆のう内での胆汁濃縮が進みすぎると粘度が増して泥のようになります。これが胆泥で、その状態が胆泥症と呼ばれています。胆泥の有無を調べるためにはエコー検査が最適です。

胆泥症でも元気な理由

胆泥の元は胆汁ですので有毒物質も含まれますが、胆汁の流れがある程度維持されている限り体調を崩すことはまずありません。それゆえ胆のうの半分以上が胆泥で埋まってしまっていても何ら症状が出ない子のほうが多いと感じます。

胆泥は放置していていいの?

放置して問題ないこともありますが、多くの動物病院は薬を出します。胆嚢粘液嚢腫という病気を誘発するからというのが理由です。

胆嚢粘液嚢腫とは

胆嚢粘液嚢腫はムチンと呼ばれる粘液が胆のう内に貯まってしまう病気です。ムチンは胆汁由来ではなく、消化器官を保護するために分泌される粘液の主成分です。定かではありませんが、胆泥とは関連があるようです。胆泥や胆石による物質的な刺激が胆のうのムチン分泌量を増加させ、やがて胆嚢粘液嚢腫に至るという考え方です。

肝臓病の治療法は?

一般的な動物病院において、たいていは薬物療法です。ウルソデオキシコール酸(ウルソ)、トレピブトン(スパカール)は高頻度で使われます。少し低頻度でグリチルリチン酸(グリチロン、強力ネオミノファーゲン、ネオファーゲン)が使われます。

進行して黄疸が出るような状況ではラクツロースが使われます。

胆泥の治療法は?

たいていは肝臓病と同じ薬を飲みつつ、胆管感染症を疑うときは抗菌剤(抗生物質)が使われます。代表的な抗菌剤はメトロニダゾール(フラジール)です。胆嚢粘液嚢腫が疑われるときは摘出手術が提案されます。

肝臓の薬物療法は効くの?

効く子もいますし、効かない子もいます。数年間飲み続けてまったく改善していない子もいます。

肝臓薬が効かない理由は?

薬は一定割合の子にしか効かないことと、薬は対処療法であり根本的な治療ではないこと、効いていても弱すぎる、などの理由が挙げられます。また適さない食事療法や本人が感じているストレスが足かせになっているケースもあります。さらに言えば免疫低下による肝炎ウイルスが主原因のときに一般的な肝臓治療薬では免疫ケアにはなりません。

肝臓病(胆泥症)を治すコツは?

動物病院の治療で改善してないのであれば、別のアプローチを試すことがコツだと言えます。いままでにあまり考えてこなかった免疫対策、腸内細菌の管理、胆汁排泄の促進などの対策を自宅でも取り入れることです。食事の見直しやストレス管理法でも対策が打てます。そうしたときに適したサプリメントもあります。またそれぞれの対策が弱くても複数組み合わせて相乗効果を狙うのもコツです。それを5本槍治療と呼び、お勧めしています。

がん治療の基礎知識

がんとは?

異常細胞が増殖し臓器や組織に塊を作ったり、血液中に多く含まれるようになる病気です。

がん細胞とは?

がん細胞は、正常細胞から何らかの理由で生み出された異常細胞が、免疫による排除を逃れ、アポトーシス機能(細胞が自然死する能力)を失って、高い増殖能力を獲得した細胞です。

がんの原因は?

がんの根本的な原因は免疫低下です。一般的に、添加物の取り過ぎ、カビ毒、化学薬品、農薬、太陽の紫外線など発がんに関わるものがありますが、それらが根本的な原因とは言えません。なぜならば同じ環境化でもがんになる子もならない子もいるためです。健康な体の中でもがんのもととなる異常細胞が毎日生み出され、正常な免疫によって駆逐・破壊されます。つまり免疫低下による異常細胞の放置ががんの根本的な原因ということです。

免疫とは?

体内の異物(菌、ウイルス、がん細胞、他人の組織など)を検知し、排除する身体のメカニズムのことです。主に免疫細胞と抗体(免疫細胞が作り出す物質)で構成されます。

免疫力が低下する理由

免疫力低下に関わることは複数あり、老化、ストレス(ストレスを感じやすい性格)、免疫低下作用を有する薬や化学物質、腸内環境の悪化(糖質制限など)が挙げられます。

免疫力を低下させる薬

免疫抑制剤(ステロイド、一部の分子標的薬)は、免疫力を低下させることが目的の薬です。そうした薬の添付文書(取扱説明書)には、がんが悪化する恐れがあることが記載されています。注意が必要ですが、かゆみ止めや食欲増進目的として比較的安易に広く使われています。抗がん剤による免疫低下作用は非常に強力です。抗生物質はそれ自体が免疫を低下させなくとも、抗生物質に頼った生活を続けることが免疫を弱らせていくとは言えます。

免疫力が低下している子の特徴

感染症に罹りやすいことです。免疫細胞や抗体の動きは目で捉えることができないため普段の生活から推測していくことになります。感染症は菌やウイルスといった異物を免疫が排除できないと、悪化しやすく治癒までの時間がかかります。ですので風邪が長引いたり、結膜炎や膀胱炎、感染性の皮膚炎を繰り返す子は免疫が低下していると推測できます。

がんの一般的な治療法

手術と抗がん剤です。摘出できそうながんで、摘出することに意味がある場合は手術が選択されます。例えば乳腺腫瘍、脚や体表にできたがん、口腔内のがんです。逆に摘出が困難だったり、摘出しても意味がない時は抗がん剤が使われます。例えばリンパ腫、重要臓器や組織のがん、転移がん、広く浸潤が進んだがんなどです。

がんの再発が多い理由

根本の原因にアプローチしていないことが挙げられます。がんはそもそも再発しやすい病気です。そのため唯一の根治治療とされる手術の後でも再発するケースが多々あり、手術の後に抗がん剤を使うと再発率が下がるとされますが実際には再発を防ぎきれません。根本の原因はその子の免疫力が低下していることであり、それを軽視しがちな西洋医療だけに頼ることが、がんの再発が減らない理由だと考えられます。

がんを防ぐコツ(再発を防ぐコツ)

がんを防ぐコツは免疫力を改善し、免疫にがん細胞を駆逐させることです。免疫の働きはメンタルや腸内環境の良し悪しにより簡単に変動します。もちろん食事も影響しますが、栄養面だけでなく、空腹時間の確保、楽しみによって意欲を高めることなど、多面的に考えることもコツと言えるでしょう。日本においてがんはまったく克服できていない病気であり、これまでに発売された数々の抗がん剤は、どれも満足できる薬とは言い難いものです。免疫のことを考えてこなかったのであれば、真剣に向き合うことが大切になるでしょう。特に抗がん剤は顕著に免疫を低下させるため注意が必要です。免疫低下の原因は複数あるため、対策も複数講じることです。対策はそれぞれ弱くても良いので、相乗効果を狙います。5個くらいの対策(5本槍治療)という考え方を取り入れてみてください。

食事に関する基礎知識

人と犬猫は食事の考え方も違う?

まず人と犬猫の身体の仕組みはそっくりで、私は99%同じだと考えています。臓器の基本的な機能は完全に同じと言えるでしょう。ゆえに人の薬や点滴がそのまま犬猫に使われます。食事の考え方も基本的に同じで、飽食が生活習慣病の背景にあるのも同じです。

人に良いものは犬猫にも良いということ?

はい、おおむねそのように考えていますし、実際に長生きしている子たちのヒアリングからそう確信しています。

高タンパク食が基本ですよね?

いいえ、高タンパク食は病気が増えやすいと感じています。極端な高タンパク食では腸内の悪玉菌を増やしやすく、肝臓、腎臓に悪影響を与えやすいと言えます。また体内の慢性炎症、免疫低下にも関わります。脳腸相関によりメンタルを不安定にしやすくします。若い時は大丈夫でも、高齢や肝臓病・腎臓病の持病がある子ではタンパク質は摂りすぎないほうが良いでしょう。

肉はゼロにしたら良いですか?

肉はかなり減らしたとしても健康を保つことは十分に可能だと考えますが、完全なゼロにしている犬猫がおらず経験上はゼロで大丈夫かどうかわかりません。そのうえで肉は基本的に美味しいので、本人の楽しみと意欲向上のために少し入れたほうが良いというのが私の考えです。

肉が少ないと骨と皮になりませんか?

実は肉が少なくても筋肉量は減りません。不思議に思うかもしれませんが、いくつか例を挙げます。昔の日本人は平均的な現代よりも多く歩き、重いものを持ち、明らかに運動量の多い生活を営んでいましたが、タンパク質は少なめでした。幼児は炭水化物ばかり摂りますが、日に日に筋肉量が増え身体が大きくなります。ベジタリアンと呼ばれる人たちは見た目で一般人との区別がつきません。パプアニューギニアには、さつま芋が主食で日本人よりも筋肉質の原住民がいます。

犬は元オオカミだから肉が必要?

犬はオオカミの正当な子孫とは言えません。犬を正しく説明するならば、人の手で穏やかな子を交配し続けてきた末に誕生した新しい動物です。当然ながら交配の過程で野性的な子は除外され、人寄りの食事に適応する子が残りました。そのためオオカミのような肉食が現代の犬に適しているという考えは誤りと言えます。実際には残飯や高炭水化物食で健康長寿を達成する子がいることから、もっと人寄りの食事が適していると考えられます。

糖質制限について

糖質制限は結果として炭水化物制限となり、肉多めの食事になります。そのため腸内環境の悪化を招きやく、腸内環境の良し悪しに影響を受ける病気を増やしやすくなります。がん対策としての糖質制限もごく短期間ならば良いかもしれませんが、長期的には免疫低下を起こしてデメリットを増やす可能性があります。

塩分制限について

塩分はすべての哺乳類にとって重要かつもっとも身近なミネラル類です。不足すると健康を損ない、欠乏すると命に関わります。多すぎると毒性がありますが、いまは不足気味で身体の異常を来している問題のほうが多いと感じます。なおペットフードには必ず塩分が入れてあり通常は不足することはないでしょう。

脂質制限について

犬について考えると15%程度(10~15%)の脂質割合が健康維持の観点から適切でしょう。病気だとしても脂質を極端に減らすことには注意が必要です。油とともに吸収されるビタミンやミネラルは健康維持全般に関わっており、これを不足させると何が起こるかわかりません。なお脂質が肥満の原因と考えるのは本質的には間違いで、正しくは飽食(食べ過ぎ)が原因と捉えるべきです。

飽食(食べ過ぎ)について

飽食は現代病(生活習慣病)の主要な原因と考えています。私の考えでは肝臓病、がん、腎臓病も生活習慣病に含めます。食事の量だけでなく、空腹時間をしっかり作ることも身体のリズムという観点から重要です。飽食の改善は、ときに栄養バランスの改善よりも重要です。

ダイエット(減量)について

あきらかな肥満の子はダイエットしたほうが身体の健康上は望ましいでしょう。なお急激なダイエットを実行すると肝機能値が上昇することが知られています。これは体脂肪を肝臓がエネルギーに変換していくときに過剰な分が残り脂肪肝のような状態を招くことが一つの理由だと考えています。また本人の感じるストレスが肝臓に悪影響を及ぼす可能性もあります。ダイエットは月単位で無理のない計画を立てて実行すると良いでしょう。

食べてくれないと不安になる

たしかに食欲は健康のバロメーターとも言え、原因を突き止めて早めにアプローチするべきです。そのうえで絶食で何日間生きられるかについて、人の最長記録は382日です。犬猫は人と体格差があること、持病の有無、活動量の差などで一概には言えませんが、数日や数週間で栄養失調から命を落とすことは、確率だけで考えるならば低いだろうと推測できます。なお絶食期間中でも水分摂取は必要です。水分摂取が絶たれると数日で健康を害します。ビタミン、ミネラルも何らかの形で摂るべきです。猫に関しては数日で肝リピドーシスになると言われており、私の知る限り必ずなるわけではありませんが、黄疸などの症状が出ていれば急いで栄養補給が必要です。

食べる量が少ないとかわいそう

たしかに食事は栄養面だけでなく、幸せの観点から欲求を満たすものであるべきです。その幸せという概念は考え方であり人それぞれです。量で満たすだけでなく質(味や雰囲気)で満たすという考え方もあります。また空腹時間がかわいそうという感覚もわかりますが、空腹時間が長いほど食事を美味しく感じるのが普通です。ゆえに幸せが減ったとは言えません。空腹を我慢することがメンタルを強くし、身体的な健康にも波及すると考えることもできます。また視点の深さを変えれば、短期的には食欲を満たすことは幸せ、しかし長期的にはある程度コントロールすることが幸せと言えます。飼い主の価値観に照らし合わせて、トータルで幸せが多くなるほうを選択すると良いでしょう。

療法食全般について

療法食は基本的に何かを減らし、他のもので帳じりを合わせようとするものです。一般食は健康を長く保つのに適していますが、療法食は短期的な目的のために使います。そのため健康な子に長く続けると身体のどこかに歪みを生じさるデメリットがあり、小さなうちから療法食で育てることがナンセンスである理由です。

肝臓の療法食について

肝臓の療法食の目的は、肝臓病末期における肝性脳症を阻止することです。特徴として腸内でのアンモニア産生量を抑えるためにタンパク質を減らしています。軽度の肝臓病や予防目的でこれに頼る必要はほぼないと考えます。使用するときは獣医師やメーカーにいまの病態で得られるメリットとデメリットについてしっかりと確認するようにしましょう。

おすすめの食事(フード)について

ペットフードにいくつかの食材をトッピングする、半手作り食がお勧めです。なお必ずしも50:50にする必要はありません。フードだけの場合よりも目的に合わせてチューニングしやすく、完全手作り食よりも何らかの欠乏症になるリスクを数段下げます。トッピングでお勧めする食材は2つあり、ひきわり納豆とサバの水煮缶です。

ひきわり納豆をお勧めする理由

納豆は腸内環境を改善させることが目的です。これに関しては薬やサプリメントよりも発酵食品であるひきわり納豆のほうが高性能という印象です。人も犬猫も腸内環境の良し悪しは肝機能や腎機能、免疫にも影響を与えます。肝臓病や胆泥症のときに考慮するべき胆管感染症は腸内の悪玉菌を減らすことが治療のプラスになりえます。普通の納豆とひきわり納豆では少し成分バランスが異なり、性能も変わってくると考えています。乾燥納豆はどうもいまいちのように感じています。

サバ缶をお勧めする理由

サバ缶はEPAとDHAというオメガ3系脂質の補給源です。体内炎症を鎮める、アレルギーを抑える、認知症を予防するといった目的が挙げられますが、その他多くの病気にも関わると考えられます。。肉やフードの脂質からは得られにくく、多くの子で不足していると考えられます。保存性や手軽さ、コスト面からサバ缶が一番良いです。トッピング程度ならば塩分量は気にするレベルではありません。ツナ缶では目的を達成できないでしょう。亜麻仁油やエゴマオイルもオメガ3系ですが、EPAとDHAが含まれていません。

他のお勧め食品、お勧めしない食品

野菜は葉物野菜よりも腸内環境改善効果と残留農薬の観点からさつま芋などの根菜類がお勧めです。肉類はある程度脂質も含むもの、鶏肉ならばササミでなく、胸やもも肉がお勧めです。魚介類はおおむねお勧めですが、炎症の原因とならないように甲殻類(えび、おきあみ)の常用は避けましょう。乳製品全般は含有する女性ホルモンの影響を考慮してお勧めしません。きのこ類はお勧めです。発酵食品は納豆以外にノンアルコールの甘酒、豆乳ヨーグルトがお勧めです。塩分不足を解消するときには味噌がお勧めです。ここでお勧めした食品はどれも弊社製品との併用は問題なく、むしろ併せてほしい食品です。

特に問題ないと考えている食品、料理

白米、味噌汁(薄め)、焼き魚、煮物、酢の物、食パン、果物類(皮を厚めにむく)は、いままでに事故やトラブルを聞いたことがありません。もう少し加えますと、たまにであればアイスクリーム、米菓、まんじゅうも大丈夫そうです。少量の調味料、出汁類も大丈夫そうです。基本的に犬猫たちは人だけが美味しいものを食べていることを羨ましく思っています。喜びや幸せアップ、ストレス解消というメリットが多くなるならば、上手に使ってみてください。なおグルメ化には気をつけましょう。

血液検査の基礎知識

異常項目があるのでまずいですよね?

血液検査で大事なことは、異常値だけを見ることではありません。全体を俯瞰的に見て、身体の状態を大局的に掴むことです。1項目が異常になっていたら健康度は0点なのか、他がすべて正常値だから90点と見るのか、という感じです。どちらが良いとは一概に言えず、両方の視点を持つようにしましょう。また項目の中には重要なものと補助的なものがあります。基準値を少し超えた場合と大きく超えた場合でも意味合いが変わります。ゆえに異常項目があったらまずいとすぐに結論づけるべきではありません。さらに1回だけでなく複数回を比較したほうが状況を正しく見ることができます。
少しまとめてみましたので、こちらも参考にしてみてください。
血液検査入門

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